工房通信

金具埋め込み型テーブル脚について

従来式のボルトM8㎜の細さに対して、M12㎜の太さとなり、強度が上がった。
(写真左側従来型 写真右側新型)

従来式型金具(材質鉄)はナット部が溶接であった為、衝撃時に破損する事があったが
埋め込み型はプレス成形であるため破損がない(材質ステンレス)


全サイズの丸型脚に共通の丸金具となり、脚の付け替えが可能となりました。

取り付け後に金物が見なくなり、見た目に美しくすっきりしている。

JISS1205試験について

家具、テーブル 強度と耐久の試験
7.2水平力試験

60φ丸ストレート 金具埋め込み型脚 耐久試験

テーブル天板の上に 100㎏の重りを載せて天板の側面を決められた荷重で10秒間
10回押し付け、接合部の強度に問題がないか評価する。

テーブルの変位置量が20㎜になった所で不合格とする。
(JISS1205に定める通り)

側面からの加重区分1(17、5㎏)  荷重区分2(30㎏) 荷重区分3(45㎏) 
荷重区分4(60㎏) 荷重区分5(90㎏)

荷重区分3の45㎏まで強度に問題がなければ合格とする。


試験結果

規格荷重区分4(60㎏)に於いても変位置は規格の20㎜を下回り十分な強度を保たれている
ボルトがM8㎜からM12㎜となった事が大幅な強度アップに繋がったと考えられる。

問題であったテーブルのぐらつきも解消され、市場に於いて何ら問題がない事が証明できた。
(天板自体に歪が出ないように反り止めなどの対策をお勧めします)


取り付け方法について

丸金具を天板裏側に取り付けてください。
インパクトドライバーなら下穴なしでもネジが入ります。
最後までしっかりとネジで固定してください。
(天板の厚みは20㎜以上ないとビスが突き出ます。)

ボルトを丸金具の穴に合わせて、くるくるとねじりこんでください。

簡単に取り付け完了です。

脚は取り外す事ができますので、脚の付け替えが可能です。
脚が2セットあれば、ハイテーブルとローテーブルの両方で使用できます。

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